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2000.11.16

Gene clark

先日AMAZON.COMより購入し、かなりの紆余曲折を経て到着したジーン・クラークのトリビュート盤。参加アーティストのほとんどが知らない名前だったので「ものぐるをし」では、「危険な賭け」(笑)だなんて書いたのだが、実際に聴いてみると予想したよりもずっと良かった。
あんまり冒険したアレンジの曲とかなくて、結構原曲に忠実なカバーが多かったので、安心して聴けたという面はあるのだが、それを差し引いてもいい感じの曲が多かったように思う。この手のトリビュートものは、変に肩に力の入ったものか、さもなければ適当に演奏してみました、という感じの手抜き版になりがちなのだが、そういうところがなく、素直に演奏しているという感じがこちらにも伝わってくるというところが良かった。聴いていてリラックスできる盤でした。まあ、そのかわりおおっ!という驚きとか新鮮味には乏しかったんだけど。
2枚組、全36曲という大作なのだが、曲の内訳は圧倒的にバーズ時代(デビュー前の未発音源盤含む)の曲が多く、あとはマッギン・クラーク・ヒルマン時代のものが数曲、ディラード&クラーク時代のものが数曲、という感じで、ソロ名義の曲はむしろ少数派に属する。特に私の好きな『ホワイト・ライト』、『ノー・アザー』からはおのおの1曲ずつしか採られていないのはちょっと寂しい。まあ、あのへんの曲はカバーするの難しいと思うけど。あと、未発表曲のカバーなんていう、掟破りの曲(笑)も数曲あるのだった。
そんなわけで、12弦ギターがジャラジャラ鳴っていたり、タンバリンがシャカシャカ響いている曲が多いのだが、そんなサウンドを聴いていると、なぜか久しぶりにティーンエイジ・ファンクラブが聴きたくなったので、CD棚から久しぶりに『サーティーン』を引っ張り出してきて聴いてみた。そういや、このアルバムの最後の曲(日本盤はその後に6曲もボーナス・トラックが付いているが)、はそのものずばり「GENE CLARK」というタイトルだった。アレックス・チルトン好きで知られる彼らだが、きっとジーン・クラークも好きなのに違いない。
何年かぶりで聴く『サーティーン』だが、やっぱりいいアルバムだ。力の入れ所と抜き所、ノイジーとメロディアス、その辺のバランスがなんとも絶妙である。彼らのアルバムで最初に聴いたのがこれで、その後遡って『バンドワゴネスク』も聴いてみたのだがイマイチぴんとこなかった。そういうこともあって結局このアルバムしかまともに聴いていないのだが、最近出た新譜も買って聴いてみようかなあ。そういや来日もするんだよなあ。

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