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2001.04.27

機械教授

相変わらず地元のブック・オフに定期的に通っています(2001年1月14日の項参照)。このところ今一ついいものがなくて、何も買わずに帰ることが多かったのですが、先日久しぶりに堀り出し物が。ニール・R・ジョーンズの『惑星ゾルの王女』と『双子惑星恐怖の遠心宇宙船』という二冊。「ジェイムスン教授シリーズ」というシリーズものの3巻と4巻です。
このシリーズを知ったのは、はるか昔(20年以上前(^^;)野田昌宏元帥のスペースオペラ解説本(タイトル忘れた)でです。その時に面白そうと思って探したのですが、既に絶版で手に入りませんでした。それから20数年探しつづけてようやく…というのは嘘で(^^;、そんなシリーズがあったことさえ忘れてました。実物を見ても、作者名とタイトル名では思い出せず。それでもなんとなく気になって(というか無意識の内に思い出しかけていたのかも知れないが)手にとって見て表紙のイラストを見た途端、20数年の年月を飛び越えて一挙に記憶が…。やっぱりビジュアルな記憶は強いなあ。ちなみにイラストはあの藤子不二雄が手がけています。
で、ノスタルジーを感じながら(初めて読むのにノスタルジーつうのも変な話だが)、早速読んでみたのですがなかなか面白いです。話自身はごく普通のスペースオペラです。戦前から戦後にかけて書かれたものなので、今となっては古臭い部分も多分にあるし、同じスペースオペラでも「レンズマン」シリーズのような壮大な構想とかはありませんが(変な生物と言うかモンスターの類は大量に出てくるので、傾向としてはむしろ、A.K.バーンズの「惑星ハンター」あたりに近い)。
この手の話しは素直に面白がっていれば良いと思うので、何が面白いのか分析するような野暮な真似は止めておきますが、一応、どんな話なのか、あらすじと言うか設定を説明しておくと…。

科学者であるジェイムスン教授は、死後の遺体を永久に保存するための研究を行っていた。やがていい方法を思い付いた教授は、自分自身の死後に、甥に指示してその方法を実行させた。それは遺体をロケットに乗せて地球の周回軌道を回らせるというものであった。かくて教授の遺体を乗せたロケットが打ち上げられ、無事地球の周回軌道を回り始める。
それから4千万年!が経ち、地球上では既に人類も滅び去り、ただジェイムスン教授の遺体を乗せたロケットだけが、虚しく地球を巡っていた。そこへやってきたのが、脳以外の体を機械に置き換えることによって不死を獲得したゾル人の探険隊。彼らはジェイムスン教授の遺体を乗せたロケットを発見すると早速教授の遺体に機械化手術を施こして蘇生させる。かくして機械化ゾル人の慣例に従い、21MM−392と番号で呼ばれるようになったジェイムスン教授は仲間となったゾル人と共に探険の旅に出かけ、様々な発見や苦難に出会うのであった…。

といった感じです。主人公であるジェイムスン教授が機械の体を持つというのが、他の作品との差別化でしょうか?この機械の体というのがまた、真四角な胴体に4本の足と6本の触手(前面・後面に2本づつ、側面に1本づつ)を生やし、胴体の上には脳が収められている円錐形の頭があり、その頭には360度周囲を見るための10個の眼と上方を見るための頭頂部の眼が付いているというかなりユニークなスタイルで、どう考えても格好良いとは呼び難いこのスタイルの教授が大活躍するあたりが、他のスペースオペラとはかなり違う味を出しているところです。
3巻と4巻だけという中途半端な入手しかできなかったので、なんとか1巻と2巻も入手したいと思い、この手のものに強そうな梅田古書倶楽部へ行ってみたのですが置いてありませんでした(T_T)。どっかに転がってないかなあ…。

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