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2001.08.12

大阪人

しばらく前の話になりますが、『大阪人』という雑誌を買ってみました。存在そのものは、大分前に知り合い(思いっきり関西圈外の人)に教えてもらって知っていたのですが、買うのは初めてです。
今回買ってみようと思ったのは、「大阪通のベイエリア」という特集の中で、好きなアーティストである、はじめにきよしがレポーターをやっていたからです。「リトル沖縄を歩く」と名付けられた、大阪大正区のリトル沖縄地区の探訪記ですが、実際にはほとんど沖縄特産品の食べ歩き紀行のような気が…(^^;。まあ、はじめにきよしらしい、のんびりというかほんわかというか、肩の力の抜けた紀行になっています。
もうひとつは、バラエティ番組などで活躍中の武内由紀子(元大阪パフォーマンスドールのリーダーだったらしい。知らなかったのでちょっとびっくり)による「大阪・渡船めぐり」。ちなみに表紙も彼女です(はじめにきよしではやはり濃すぎるか…)。
それ以外にも、「日本最低の山」天保山関係の記事や川口にあったという外人居留地の記事などなかなか興味深い内容が多く結構読み応えがある雑誌です。発行元は財団法人大阪都市協会というところ。多分半分くらいはPR誌という位置づけなのだと思いますが、あまりそれっぽいイメージはなくなかなかおしゃれな感じ。もっとも小洒落た記事に混じって、いきなり「直す現場32 道路の補修工事 −やはり下地が大切−」なんていう連載が出てきたりするあたり、地が見えているというか。後は広告も完全に関西ローカルものしか入ってません(もともと量が少ないのだけど)。
バックナンバーを見ていて、一昨年の10月号「私的キタ入門」のところに堀晃の名前を見つけておや?と思いました。堀晃でキタと言えば、近未来のウメチカ(梅田地下街)を舞台とした名作SF「梅田地下オデッセイ」があります(ハヤカワSF文庫。残念ながら絶版で入手不可。ハヤカワさん再版して!)。ひょっとしてその関連の記事が?と想像をたくましくしたのです。
そういう訳でバックナンバーを探してあちこちの大型書店をうろちょろしてきました。影も形もなかったり、「大阪人」はないくせに「東京人」(という雑誌もあるのです)は大量に置いてあったりという店が多い中、ジュンク堂なんば店にてようやく発見。しかし目的の堀晃は、キタの思いでを語る、といった内容で特に「梅田地下オデッセイ」とは関係なし。まあ、せっかく苦労して探し当てたので他の号も見てみたところ、面白そうなのが3号ほどあったので購入しました。
1冊目は、一昨年の8月号。特集は「水の癒し」、表紙はゴンチチの片割れ、チチ松村氏。チチ松村で「水」とくれば想像通り「クラゲ」関係の記事です。もちろんクラゲオンリーではなくて、海遊館関係とか色々あり。
2冊目は、一昨年の12月号。特集は「新世界文化」、表紙は元モダチョキ(という肩書きももはや不要。というか通じんか)の濱田マリ。新世界にはもともとちょっと興味があって、戦前にあったルナパークという遊園地のこととか、通天閣から北側に延びる放射状の通りの由来とかちょっと知りたいなと思っていたのですが、あまり深くはないけど、そういう開発史みたいなのに触れられていたので良かったです。もっと詳しいことを書いた本も出ているようなので探してみよう。
3冊目は、昨年の6月号。特集は「路面電車で街案内」、表紙は越前屋俵太。大阪で路面電車といえば、阪堺電車しかない訳でその特集です。阪堺電車はだいぶん前に一度だけ乗ったことがありますが(一応終点の浜寺公園まで。しかも天王寺から乗って帰りは恵美須町で降りたので全線制覇したことにはなる(^^;)、特に天王寺〜住吉間はなかなか風情があって良かったです。でももう10年くらい前だからだいぶん変わっているだろうな。後は地下鉄鶴見緑地線の謎の音についての記事や、「大阪人物誌」という連載で稲垣足穂が取り上げられていたりと、この号も結構あたりでした。
ということで、とりあえずこれから毎号買おうかなと思っています。ちなみに来月号は十三特集。果たしてどんな内容なのか?個人的には十三出身の雪駄履き女優、藤谷文子嬢の登場を希望してますが。

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