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2001.11.22

読書日録その1

今回は、ネタもないので、最近読んだ本のことでも書いてみます。つーか、読書感想みたいなページを作ろうか、と思っていたこともあったんだけど、そこまでするほどのことでもないので、このページで適当にというか定期的に書いてゆこうと思ふ。

◆読了本!のコ〜ナ〜。◆
『銀座幽霊』大阪圭吉 (創元推理文庫) 11月15日読了。
最近創元推理文庫から出た大阪圭吉の作品集2巻の内の1冊。大阪圭吉と言っても、なじみのない人が多いだろうが(ワシも今回買うまで知らんかったが(^^;)、戦前に活躍していた本格推理小説の書き手です。33歳という若さで戦争で亡くなったのだが、生き延びていれば、戦後も活躍したと思われるだけに残念。
作品の方は、短編集でそれも30ページ以内の短い話ばかりなので、ほとんどワントリックの、言ってみれば一発芸みたいな作品ばかり。結構唸らされる話もあれば、たわいもない話もあってレベルは様々です。トリックの出来云々は別として、小説としてのストーリーとしては、地味というか目立たない話が多いです。それでも、何か独特の味わいというか雰囲気があって結構楽しんで読めたのだけど、万人向けとはちょっと言い難いかも知れない。とりあえず、もう1冊の方も近いうちに買おう。
それにしても、最近の創元推理文庫は、この大阪圭吉のように優れているけど忘れられつつある作家(他にはヒラリー・ウォーとか)の作品を精力的に復刊していて好感が持てます。セールス的にどうなのかは知らないけど、今後もそういう方向性で行って欲しいな。

『有限と微小のパン』森博嗣 (講談社文庫) 11月18日読了
西之園萌絵&犀川創平シリーズの最終巻。第1作で登場したあの人が再び!って読んでない人には何のことか判らんでしょうが、このシリーズの解説というか感想を述べるのは難しいっす。読んでいる人には何を書いても不要な感じするし、読んでない人相手にはうかつなこと書けないし…。
個人的には、最後の方でちょっと意表を突かれました。そんなにすごい結末という訳ではなくてむしろよくあるパターンかなと、読み終わった後では思うのですが、読んでる時はこういう方向で終息させるとは予想外だったので…。見事にやられた、という感じですな。う〜ん、抽象的な書き方でスマソ(^^;。
このシリーズ、基本的には各話完結なのですが、一応シリーズ通しての展開として、萌絵&創平の二人の主人公の仲がどう進展してゆくのか?という通俗的なテーマ(^^;があります。今作が最終巻ということで、その辺にどう落とし前をつけるのかという興味もあったのですが…。う〜む、これ以上は未読者のために書けんなあ。一応、シリーズ第2期を希望、とだけ書いておきます(^^;。

◆読みかけで放ったらかしの本!のコ〜ナ〜。◆
『今昔続百鬼−雲』京極夏彦 (講談社ノベルズ)
京極夏彦、久々の講談社ノベルズからの新刊。ここ数作の例にもれず連作短編集。今回は妖怪博士(というより妖怪バカ?)、多々良勝五郎先生とその弟子「俺」が全国妖怪行脚をする内に奇怪な事件に遭遇してという感じの話ですが、なんかどうにも話に乗れないので1話の途中で放ったらかし状態。一応、京極堂シリーズの外伝みたいな位置付らしいですが、そこまで読み進んでないので判らん。しかし「冒険小説」と銘打たれているが、それでいいのか?!なんか最近の京極夏彦って、微妙だよ〜。

◆最近の収穫!のコ〜ナ〜。◆
相変わらず、ブックオフ通いを続けていますが、最近の収穫は以下の3冊。
『明治残侠探偵帖』光瀬龍 (徳間文庫)
『光世紀パトロール』石原藤夫 (徳間文庫)
『地球の子ら』石原藤夫 (徳間文庫)
って、全部徳間文庫やん(笑)。徳間文庫は一時期日本のSFものを大量に出していた時期があったのですが(「SFアドベンチャー」というSF雑誌を出していたからなのだが)、その頃はちょうどSFから離れていた時期だったので、つい買わないでいる内にほとんど絶版になってしまってます。それを今頃になって、せっせと集めている訳なのですが、なんせ弾数が出てない上に、一般的に価値が認められている訳でもないのでなかなか出回らない。結構大変です。まあ、それが楽しいっちゃあ、楽しいんだけどね。

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