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2002.12.29

回顧的読書

しばらく間が空きましたが、その間は調子が悪くて家でごろ寝していたり、毎年末恒例の阪神百貨店の中古レコード市へ行って相変わらず大した物ないなあ、などと言いながらも4,5枚購入したり、通院したり、知り合いとばったり出会って2時間くらい馬鹿話したりと、結構色々とあったのですが、そういう前振りとは何の関係もなくさて本題です。
昨年ぐらいから、回顧的読書計画というものが(そんな大層なもんかよ)徐々に進行しています。前にも1回書いたけど、子どもの頃子供向けに書かれた本で読んで慣れ親しんだ作品を、もう一度ちゃんとした訳で読んでみようと、という計画です。これまでにモーリス・ルブランの『奇厳城』(創元推理文庫)などを読破。更新を停止していた期間中にも、H・G・ウェルズの『透明人間』(ハヤカワ文庫)やジュール・ヴェルヌの『サハラ砂漠の秘密』(創元推理文庫)を読破。
そして先日はついにあの誰でも知っている名作『十五少年漂流記』に挑戦。これは現在創元推理文庫版と集英社文庫版があって(集英社文庫版は『二年間のバカンス』という原題そのままのタイトルになってますが)、どっちを読むか迷ったあげく、分量が多そうな集英社文庫版にしたのですが、ちょっと失敗だったかも知れない。多分原文からそうなのだと思うのですが、やたらと冗長な言い回しというか、くどい表現が多くてちょっと読みづらい。割合簡潔な訳の創元推理文庫版にしておけばよかったかなと思った次第。おまけに、巻頭についているチェアマン島(15少年が流れ着く島の名前)の地図が2カ所ほど間違ってるし(これは大きなマイナスポイント)。
ちゅうことで、次回は同じくヴェルヌの『海底二万哩』あたりを予定していて、これも創元推理と集英社と両方で出ているのですが、今度は創元推理文庫版にする予定。
まあ、そんな感じで何冊か読んできた訳ですが、そこで感じたこととしては、子供向けの本と言いながら、案外ちゃんと訳してあったのだなあということです。もっとも子どもの頃に読んだ本はとうに手元からなくなっているので、直接比較してわけではなくて記憶に頼っているのですが、本筋と直接関係ないような細かい部分とかは省略されていることもあるけれど、ほとんど忠実な訳と言っても差し支えないような感じがします。もっとも子供向けの本が全部そうなのかどうかは判らないし、最近の本だと色々と規制とか厳しそうだからそういう点で変えられているかも知れませんが。
そういえば、先日本屋へ行ったら新潮文庫から『日本小国民文庫 世界名作選(一)(二)』と言うのが出てました。皇后さまが講演の中で子供時代に愛読していたと触れられたことで復刊されたあれです。(一)の方には、前々からタイトルが気になっていたエーリッヒ・ケストナーの「点子ちゃんとアントン」が収録されているので、とりあえずそっちは買うつもり。

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