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June 2009

2009.06.28

今日の消化盤(6/28)

畠山美由紀『LIVE "Fragile" 2005 at GLORIA CHAPEL』(Rhythm Zone RZBD-45382)

★★★☆
※以降のレビューには、映像作品という性質上、いわゆるネタバレになる記述が含まれています。未見の方はご注意下さい。
2005年秋に、品川教会グロリア・チャペルで行われたライヴの模様を完全収録(曲間は一部カットあり)したDVD。見る前までは、当然ながら派手なステージアクションなんかはないだろうし、なんとなく淡々と歌うだけの地味なライヴかなと思っていたが、そんなことはなかった。MCもそこそこあるし(さすがに客をいじったりはしませんが)、思いがけないゲスト(誰かは見てのお楽しみ)も登場したりしてだれることもなく最後まで楽しめた。
内容の方はジャズのスタンダードなどのカバー曲が中心だが、オリジナル曲もやっている。バックバンドは、ピアノ、ウッドベース、ドラム、ギター(アコギ、マンドリン、ペダルスティールギター)の4人でかなりアコースティックな雰囲気。畠山美由紀の歌は、いつものことながら素晴らしいの一言。ジャズからニール・ヤング、「浜辺の歌」まで、彼女にかかると「畠山美由紀の歌」としか言いようのないものに変容するさながら錬金術のごとき力技。アンコールの最後で、マイクなしで歌われる「Water Is Wide」は鳥肌もの。一度、生でライヴ聴いてみたいなあ。

Clara Smith『The Essential』(Document Records CBL 200027)

★★★☆
戦前女性ブルース・シンガー、クララ・スミスの2枚組ベスト盤。1924〜1929年に録音された36曲を収録。ベッシー・スミスやロニー・ジョンスンとデュエットした曲も数曲あり。
音の方は、あまり鄙びた感じではなくそこはかとなく都会の香りのするブルース。力を込めて歌うタイプの歌手ではないが、その声には独特の力強さがあり胸を打つ。解説によると、1935年に41歳という若さで心臓発作で亡くなったらしい。早すぎる死が惜しまれる一人。

月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)『きらりん☆ランド』(Zetima EPCE 5528~9)

★★★★
モーニング娘。の久住小春が、TVアニメ『きらりん☆レボリューション』で声優を努めた月島きらりのキャラを演じる、月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)の2ndアルバム。
シングルカットされたアニメのOP/ED曲4曲(うち2曲は℃-uteの萩原舞と組んだ「きら☆ぴか」名義でのリリース)を中心にしたものだが、シングル曲よりもアルバム曲の方が良い。特に「こんにちぱ」、「ラムタラ」の2曲は名曲!
久住小春の歌は決して上手い訳ではないが(どちらかと言えば下手な方)、特に「こんにちぱ」のようなちょっと「変な」曲を歌わせると抜群。ていうか、この曲は彼女以外には歌えないと思う。そういう隙間を狙ったというか特化した曲が多いが、それでもやっぱり名盤。

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それがどうした今日も買う(6/27)

★ヤフオクにて落札
山田正紀『女囮捜査官 <1>触覚』(幻冬舎文庫)
山田正紀『女囮捜査官 <2>視覚』(幻冬舎文庫)
山田正紀『女囮捜査官 <3>聴覚』(幻冬舎文庫)
山田正紀『女囮捜査官 <4>嗅覚』(幻冬舎文庫)
山田正紀『女囮捜査官 <5>味覚』(幻冬舎文庫)
古本。山田正紀のミステリ、「女囮捜査官」シリーズ全5冊揃い。タイトルからして、色物と思われがちだが、実際は本格ミステリらしい。それはいいが何時読むねん。5冊で約2000円。

★全日本レコード&CDサマー・カーニバルにて
The Red Krayola『The Parable Of Arable Land & God Bless The Red Krayola And All Who Gail In Her』(CHARLY SNAP 277 CD)
中古。13thフロア・エレヴェイターと並ぶ米60年代サイケバンド、レッド・クレイオラの1967年発表のアルバム『The Parable Of Arable Land』と1968年発表のアルバム『God Bless The Red Krayola And All Who Gail In Her』の2in1。レッド・クレイオラは今まで聴きたいなあと思いながらその機会がなかったのだが、割と安く売っていたので購入。980円。

Various Artists『The UK SUE Label Story The World Of Guy Stevens』(Ace records CDCHD 1001)
中古。英SUEレーベルの音源からの編集盤。SUEレーベルは、独自録音の曲と出すと同時に、米国のレーベルの曲を買い付けて英国でリリースしていたレーベル。という訳でこのCDにもSUE独自音源と、Kent/Instant/Gatewayと言った米レーベル発の曲が半々くらいの割合で収められている。音の傾向も、ブルースあり、リズム&ブルースあり、ソウルあり、ロックありと様々。1955〜1964年発表の26曲を収録。1280円。

O.S.T『URGA』(Philips 510 608-2)
中古。ニキータ・ミハルコフ監督の1991年映画『ウルガ』のオリジナル・サウンドトラック。作曲&指揮はエドゥアルド・アルテミエフ、プロデュースはスティーヴ・ヒレッジとなかなかそそられる内容。800円。

Titus "Tee" Turner『Soulville』(Collectables COL-CD-5160)
中古。1950年代にリズム&ブルース界で活躍したシンガー/ソングライター、タイタス・ターナーのCD。このレーベルらしく、資料的なことは何も書いてない(というか、そもそもブックレットすらない。ジャケットを片面だけ印刷した紙切れ1枚だけ。これは酷い)ので、編集盤なのか、アルバムなのか、それすら不明。ググったけど何も出てこん。14曲収録。リトル・ミルトンがカバーした「All Around The World」も入っている。1100円。

元ちとせ『カッシーニ』(Epic Sony ESCL 3088~9)
中古。元ちとせ、2008年発表の4thアルバム。初回限定盤で、2007年オーチャード・ホールで行われた「冬のハイヌミカゼ」ライヴの模様を84分収録したDVD付き。3面見開きデジパック仕様。1490円。

★DISC-JJ駅前第1ビル店にて
月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)『きらりん☆ランド』(Zetima EPCE 5528~9)
中古。TVアニメ『きらりん☆レボリューション』で主役月島きらりを演じていた久住小春(モーニング娘。)によるアルバム2作目。いい年をしてこんなの買っている場合ではない、とは思うが、特に後悔はしていない。某番組でかかっていた、「はぴ☆はぴサンデー」と「タンタンターン!」が気になったので。と言ってもその2曲はこのアルバムには入っていないのであるが、別の意味で気になる曲「こんにちぱ」が入っている。
なお、ハロプロ関係であるが、つんく♂はからんでいない。噂ではかなりの名盤(迷盤?)らしいが。初回限定盤で、PV、ライヴ映像5曲を収録したDVD付き。紙製外箱入り。1300円。

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2009.06.25

今日の消化盤(6/24)

Eric Woolfson『Eric Woolfson Sings The Alan Parsons Project That Never Was』(Limelight Records LREC 0590)

★★★☆
元アラン・パーソンズ・プロジェクトのエリック・ウルフソンが、APP時代の未発表曲を新たに録音したもの。10曲収録。
1曲目を聴いて、ん?エリック・ウルフソン、ちょっと声が衰えた?と思ったが、2曲目以降はそんなことはなくいつものエリック・ウルフソンだった。ということで、曲そのものとエリックのヴォーカルは良い出来なんだが、どうもアレンジがいまひとつ安直というか安っぽいというか。正直せっかくいい曲なのに…と思わないではない内容。

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今日の消化盤(6/21)

Pink Floyd『Live At Pompeii The Director's Cut』(Hip-O Records B000131509)

★★★★
ピンク・フロイドの、1970年10月、無人のポンペイ遺跡円形闘技場跡で行われたライヴの模様を収録した映画のディレクターズ・カット版DVD。初期のピンク・フロイドのライヴ映像は、これぐらいしかないので貴重だ。
※以降のレビューには、映像作品という性質上、いわゆるネタバレになる記述が含まれています。未見の方はご注意下さい。
オリジナル版(特典映像としてオリジナル版のフィルムも収録されている)とディレクターズ・カット版の違いは、以降の通り。


  • 本編スタート時(およびエンディング時)の映像が、オリジナル版では円形闘技場の遠景→ズームイン(ズームアウト)なのに対して、CGによる惑星や月探査の実写フィルムを使った幻想映像に置き換えられている。
  • 曲間に、a)1970年ロンドンEMIスタジオの食堂で収録されたメンバーの食事風景、b)1972年パリでのメンバーへのインタビュー、c)アルバム『狂気』の断片的なレコーディング風景、が挿入されている。
  • 細かい編集が一部異なる。

ということで、資料的な価値は疑うことなく向上しているディレクターズ・カット版であるが、正直ライヴ映像としてみた場合、曲間に余計なものが挟まっているという感じで、集中力を削がれる面があることは否定できない。ていうか素直にオリジナル版の方が良いと思った。
特典にはオリジナル版フィルムの他にもいろいろと収録されているが、価値があるのは監督へのインタビュー映像。この映画を撮ることになった経緯から、撮影時の裏話までいろいろと興味深い話しが聞ける。例を挙げると、ポンペイでの撮影は、当初6日間を予定していたが、電源関係のトラブルで3日が潰れ、3日間しか撮影出来なかったとか、ディレクターズ・カット版の作成に当たって、撮影したものの使用しなかったフィルムを捜してみたが残念ながら発見できなかった(もし見つかっていたらディレクターズ・カット版も違う形になっていたかも知れない)等。
ちなみに購入したのは輸入盤ですが、リージョン・フリーな上、日本語字幕もちゃんと入っています。高い国内盤を買う必要はありません。

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今日の消化本(6/21)

吾妻ひでお『地を這う魚 ひでおの青春日記』(角川書店)

★★★☆
鬼才吾妻ひでおの青春時代を描いた自伝的マンガ。北海道から上京し、漫画家のアシスタントとして雇われ、徐々に自作を雑誌に掲載する機会を貰うといった時代のことが描かれている。
ストーリーの方は、まあ史実に忠実なんだろうなと思えるものだが、絵の方はこれが一筋縄ではいかない。まず描かれている登場人物であるが、吾妻ひでお自身と女の子以外は全て動物(または怪物)として描かれている。さらに空に地に奇怪な鳥が飛び、魚が這い、ロボットが歩く。デッサンはぐにゃぐにゃと歪み、なんとも禍々しい。
『失踪日記』あたりではちょっと写実的とも思える、それまでのあじま画風とはちがう傾向を見せていたが、今作では『不条理日記』あたりの、全盛期の画風に戻ったような感がある。
ストーリー的には、淡々としたものなので、少々物足りない感じがしなくはない。これから面白くなりそうだ、という時点で終わってしまうのでちょっと要求不満気味。続編を期待したい。

あずまきよひこ『あずまんが大王 1年生』(小学館SSCS-1695)

★★★★
あずまきよひこの名作4コママンガ、『あずまんが大王』の10周年を記念して出された新装版。旧版の4分冊が再編集されて3分冊になっている。その1冊目。
さすがに名作と評されるだけあって面白い。4コマであるが、きちっとしたフォーマットはなく、しばしば4コマで落ちずに次の4コマに続いたりする。そのへんのユルさ加減が絶妙。個人的は榊さんが好き。あ、でも大阪とちよちゃんのからみも捨てがたいなあ。
『よつばと!』からあずまきよひこに入った人(俺だ)にもお薦め。

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2009.06.20

それがどうした今日も買う(6/20)

あずまきよひこ『あずまんが大王 1年生』(小学館SSCS-1695)
新刊。あずまきよひこの大ヒットした4コママンガ、『あずまんが大王』の10周年を記念した新装版。旧版では4分冊だったものが、再編成されて3分冊となり、「1年生」というタイトルになった。『ゲッサン』誌2009年6月号に載せられた、追加編「1年生[補習]」を追加収録。
ネットで拾った情報によると、旧版に比べて甚だしい加筆修正がされているらしいが、実は初めて読むのでそれは全然関係なかったりする。649円。

Q65『Singles A's & B's』(Hunter Music HM13952)
中古。オランダのビート/ガレージ・バンド、Q65のシングルA面曲およびB面曲をCD2枚に収録した編集盤。Disc1にA面曲を収録、Disc2にB面曲を収録という、ちょっと変わった構成になっている。
Disc1には18曲+ボーナス・トラック4曲、Disc2には17曲+ボーナス・トラック5曲を収録。ん?Disc1とDisc2の曲数が違うのは何でだぜ?と思って、ブックレットに載っているディスコグラフィーと照らし合わせてみると、最初B面曲だったものが後にA面曲としてリリースされたり、またはその逆だったりと複雑なリリース形態なのが原因のよう。あとシングル曲でも未収録の曲もあるみたい。ボーナス・トラックなんか収録する前にまずシングルを全曲収録しろと言いたいが、権利関係か何かで収録できなかったのか?
1966〜1988年に発表された44曲を収録。ボーナス・トラックには別テイクの他、リード・ヴォーカルのWillem Bielerのソロ曲も収録されている。1600円。

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今日の消化盤(6/19)

Various Artists『Mercury The New Orleans Sessions 1950 & 1953 (2/2)』(Bear Family BCD 16804 BH)

★★★☆
Mercuryレーベルに1950年および1953年に録音されたニュー・オーリンズ関連の音源を集めた2枚組コンピ盤の2枚目。この2枚目には1枚目に引き続き収録されている、アルマ・(ロリポップ・)マンデイ、ロイ・バード(プロフェッサー・ロングヘアの初期芸名)&ヒズ・ブルース・ジャンパーズ、ジョージ・ミラー&ヒズ・ミッド−ドリフツの他に、リトル・ジョー・ゲインズ、ドウェイン・クラヴァン、シルヴァートーン・シンガーズ、パット・ヴァルデラー、レイ・ジョンスン、ハーバート・"ウー・ウー"・ムーアの9組24曲を収録。
音の方は、Mercuryというレーベルの性格なのか、いわゆるニュー・オーリンズ・サウンドとはちょっと違った、垢抜けない、田舎臭い感じのリズム&ブルースと言った感じ。シルヴァートーン・シンガーズなんかはリズム&ブルースというよりはかなりゴスペル寄りですが。

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2009.06.19

それがどうした今日も買う(6/19)

吾妻ひでお『地を這う魚 ひでおの青春日記』(角川書店)
新刊。今年の3月に出た、今のところ最新刊かな?(出てるの気が付かんかったorz)。
「ひでおの青春日記」というサブタイトル通り、上京して漫画家を目指し悪戦苦闘する時代のことが書かれているのだが、まだちょっと見ただけだけど、一筋縄ではいかないシロモノっぽい。吾妻ひでお以外のキャラ、全部動物やら怪物で描かれているし。
2005〜2009年に、『comic 新現実』、『新現実』、『コミックチャージ』誌に掲載されたものに、描き下ろしを加えた全8話(+あとがき)。

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今日の消化盤(6/12)

Dr. John『Trader John's Crawfish Soiree』(Blue Label/SPV 96852 2CD)

★★★☆
ドクター・ジョンの、いまいち正体の判らない2枚組。1枚目は「Trader John」、2枚目は「Crawfish Soiree」と名付けられている(ちなみに2枚の合計時間は74分くらいなので、わざわざ2枚に分けなくても1枚で充分収録できると思うのだが…)。1枚目の方は、オーストラリアのAIMレーベルから出ていたCDと同内容と思われる。
付属しているブックレットの解説を読むと、1965年にリリースされたアルバム、『Zu Zu Man』を中心にしたもの、と書いてあるのだが、Wikipediaのディスコグラフィーを見てみても、1stアルバムは『Gris-Gris』(1968)であって、『Zu Zu Man』というアルバムの記載はない。謎。おそらく1stをリリースする前の、セッション音源を寄せ集めたものではないかと推測。
音の方は、確かにドクター・ジョンの音であるが、初期の作に聴かれるような呪術的な要素はあまりなく、ニュー・オーリンズ正統派リズム&ブルースという感じ。むしろ『Gumbo』以降の音に近い。

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それがどうした今日も買う(6/13)

Chris Rainbow『A Glasgow Boy: Anthology 1974-1981』(EM Records EM1017CD)
中古。アラン・パーソンズ・プロジェクトのヴォーカリストなどとして知られる(ていうか個人的にはそれしか知らない)、クリス・レインボウの2枚組ベスト盤。1974〜1981年に録音された38曲を収録。中身の方は、3枚のアルバム・シングルから選ばれた曲を中心に、お蔵入りになった4thアルバム用のデモ録音、ラジオスポットなど様々。1980円。

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今日の消化盤(6/12)

777『System 7.3: Fire + Water (2/2)』(Butterfly Recordings/Big Life Records ASW 6137-2)

★★★☆
ゴングなどに在籍したギタリスト、スティーヴ・ヒレッジを中心にしたテクノ/アンビエント・ユニット、System7の3rdアルバム。
2枚組のこの2枚目は、「Water」と題され、アンビエント寄りの曲を収めたものとなっている。というか、全9曲中、8曲は1枚目に収録されていた曲のmix違い。とは言っても、かなりアレンジが変えられているので、似たような感じはあまりない。
「アンビエント寄り」とのことだが、もともと1枚目の方もかなりアンビエント寄りの音なので、そんなに差は感じない。まあ、幾分、静かで大人しめな印象を受ける、というくらいか。後はスティーヴ・ヒレッジのスペイシーなギターが前面に出た曲がちょっと多いかな、ぐらいな感じ。

Lee Jung hyun『Ava Holic』(Ava Film & Entertainment CMCC-9079)

★★★★
韓国テクノ系ポップスの歌姫、イ・ジョンヒョンの最新ミニアルバム。6曲収録。今作でまたレコード会社を移籍した。
ここ数作でのイ・ジョンヒョンは、正直言って変にアイドル路線に走ってみたり、いまいち迷走している感じでしっくりこなかったのだが、これは良いです。1st〜3rdあたりの、テクノ系ポップ(テクノポップ、とはちょっとニュアンスが異なる)に回帰した感じでかっこいいです。次に発表される(であろう)フルアルバムにも期待大。

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2009.06.12

今日の消化盤(6/11)

777『System 7.3: Fire + Water (1/2)』(Butterfly Recordings/Big Life Records ASW 6137-2)

★★★☆
ゴングなどに在籍したギタリスト、スティーブ・ヒレッジを中心にしたテクノ/アンビエント・ユニット、System7の3rdアルバム。ちなみに米国では商標権の問題から777というユニット名でリリースされており、自分が所有しているのはその米国盤である。
2枚組で、今日聴いた1枚目は「Fire」と名付けられ、テクノ寄りの側面を持つということらしい(2枚目の「Water」がアンビエント寄り)。
音の方は、浮遊感溢れるサウンドで、テクノ系と言えばテクノ系だが、かなり大人しめの感じ。7〜8分ぐらいの曲ばかり10曲収録で、かなり長丁場ながら曲毎にかなり違ったアレンジがされており、退屈はしない。ジ・オーブあたりが好きな人ならハマるだろう。

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今日の消化盤(6/9)

ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン『究極のパリ・コンサート Vol. 3,4 & 5 (1/3)』(Ocora/キングインターナショナル KKCC-5501/3)

★★★★
イスラム教の儀礼歌、カッワーリーの歌い手、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンの、1988年3月21〜22日に、パリ、テアートル・ド・ラ・ヴィルにて行われたライヴの模様を録音した3枚組の1枚目。「おお、永遠に不滅なる神よ(ハムド)」と「ムスタファーよ、正道へ導く光よ(ナート)」の2曲を収録。2曲とも30分前後という超大曲だ。
音の方は、いかにも中近東(正確にはパキスタン)という感じの演奏に乗って、ヌスラットとサブ・ヴォーカルの人のコーラスが延々と続く。思っていたほど劇的な歌い方ではなく、ちょっと聴くと単調かな?と思われたが、続けて聴いていく内にボディ・ブローのように全身に効いてきた。単調とも思えた均一的なリズムの歌はいつのまにか呪術的な効果を持つかのように感じられ、じわじわと歌に引き込まれていく。中盤にさしかかると、もう完全に取り込まれた状態で、「アッラー、アッラー」というコーラスに合わせて歌いたい気分。
という訳でやはり名盤でした。残り2枚も楽しみ。唯一残念なのは、1980年代録音のCDにありがちな、録音レベルが低く、異様に音が小さいことで、ボリュームを思い切り上げないと楽しめなかった。デジタル録音ということなので、現代のマスタリング技術でリマスタリングして欲しいものだ。

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今日の消化盤(6/9)

The James Cotton Band『Live & On The Move』(Universe UV 077)

★★★☆
ジェイムス・コットン・バンドの1976年発表のライヴ・アルバム。オリジナル・アナログ盤は2枚組だったが、CDでは1枚に納められている。二つ折りペーパー・スリーヴ仕様。
音の方はこれは文句なく大盛り上がりのライヴ。割合短い曲が多いので、1時間を超える長丁場ながら途中でだれることもなく緊迫感とハイテンションが最後まで持続する。まあ、その反面延々と続く長い曲ならではの盛り上がりといったものはあまり楽しめない訳だが(19曲目のみ8分超え)。20曲目はボーナス・トラックで、これのみ他のライヴ音源からの収録と思われる。
しかし、ジェイムズ・コットンのCDって何枚か持っているが、よく考えたら全部ライヴ盤だわ。

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それがどうした今日も買う(6/9)

★setonet.comにて 韓国もののが安い通販サイト、setonet.com、今回初めて利用してみたけど、確かに安い。まあ、値段だけ比べるとYesAsia.comと同じくらいだが、送料が200円と安いので送料無料(3000円以上購入で無料)になるだけの欲しいものがない際には助かる。
Lee Jung Hyun『Avaholic』(Ava Film & Entertainment CMCC-9079)
新品。韓国テクノ系ポップスの歌姫、イ・ジョンヒョンの最新ミニアルバム。6曲収録。二重になったペーパースリーヴに入っている仕様で、外も凝っているが、中のCDがまた凝っていて、サイズは12cmCDながら、アルミの反射面は8cmCD分くらいしか印刷されておらず、その外周は透明になっている。それは良いがサイズが一般的な紙ジャケより一回り大きいのでCD棚に入らないのが困る。1100円。

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2009.06.09

それがどうした今日も買う(6/6)

★DISC-JJ駅前第3ビルB1F店にて
ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン『究極のパリ・コンサート Vol. 3,4 & 5』(Ocora/キングインターナショナル KKCC-5501/3)
中古。イスラム教の儀礼歌、カッワーリーの歌い手、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンの、1988年3月21〜22日に、パリ、テアートル・ド・ラ・ヴィルにて行われたライヴの模様を録音した3枚組。輸入盤に日本語解説書をつけた国内盤仕様。1800円。

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今日の消化盤(6/5)

Nusrat Fateh Ali Khan & Micheal Brook『Rimixed Star Rise』(Real World Records CDRW68)

★★★☆
イスラム教の儀礼歌、カッワーリーの歌い手、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンがマイケル・ブルックと組んで作ったリミックスもの。リミクサーは、アジアン・ダブ・ファウンデーション、ファンダメンタル、ステイト・オブ・ベンガルといった面々。
音の方は、テクノ系(どちらかというと大人しめの曲が多い)のサウンドにヌスラットのヴォーカルがコラージュされるというものだが、それなりに雰囲気はあるものの、やはりヌスラットのヴォーカルは「素材」レベルに止まっていて、その真価を体験するには物足りない気がする。ということで↑の記事に続く。

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2009.06.05

それがどうした今日も買う(6/4)

★心斎橋CLUB QUATTROライヴ会場物販にて
タテタカコ『しろいうま』(Vap VPCC-82621)
新品。2008年発表のタテタカコ最新シングル。表題曲の他、「星の木の下で」、「雪解け」の3曲を収録。やなせたかしによる、「しろいうま」のアニメーションビデオクリップを収録したDVD付き。1300円。

石橋英子『Works for Everything』(Rhythm Tracks TRACK-001)
新品。様々な人とのコラボレーション(今回はタテタカコとのコラボ・ライヴだった)を行っているマルチ・ミュージシャン、石橋英子の2006年発表の1stアルバム。今までライヴ会場でのみ販売されていた2枚のCD-R(今回は置いてなかった。残念)から厳選されたトラックに再ミックス、オーバー・ダビング、マスタリングを施したもの。18曲収録。1500円。

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今日の消化盤(6/3)

Louisiana Red『Louisiana Red Sings The Blues』(Wounded Bird Records WOU 389)

★★★☆
ルイジアナ・レッドという名前だが、特にルイジアナとはゆかりのないブルースマン、ルイジアナ・レッドの1972年発表のアルバム。
ロンサムで乾いたところが、この人の持ち味なのだが、このアルバムではイマイチ、ロンサムさが足りない。弾き語りではなくバンド形式なのでそれが災いしているのかも知れない。とは言え、ライトニンなどにも通じる独特の枯れた世界を堪能できる1枚。

Dr. John『Gris-Gris』(ATCO/Waner Music 7567-80437-2)

★★★☆
ドクター・ジョン、1968年発表の記念すべき1stアルバム。後年の『Gumbo』に見られるようなニュー・オーリンズ総花的なところはまだなく、彼のルーツであるヴードゥー教に由来する呪術的な要素が濃いが、2ndアルバムあたりに比べると、ややあっさりめで軽い音のような気がする。ちょっと「若さ」を感じてしまうといったところか。サイケデリック・ロックの影響も強いかも。

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それがどうした今日も買う(5/30)

★ハンキー・パンキーにて
Ray Davies『Working Man's Cafe』(V2 Records VVR1048572)
中古。キンクスのレイ・デイヴィス、2007年発表のソロ・アルバム。2曲のボーナス・トラックを追加した12曲収録。

★○か×にて
The James Cotton Band『Live & On The Move』(Universe UV 077)
中古。ジェイムス・コットン・バンドの1976年発表のライヴ・アルバム。オリジナル・アナログ盤は2枚組だったが、CDでは1枚に納められている。二つ折りペーパー・スリーヴ仕様。1050円。

Nusrat Fateh Ali Khan & Michael Brook『Remixed Star Rise』(Real World Records CDRW68)
中古。イスラム教の儀礼歌、カッワーリの歌手、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンとマイケル・ブルックによるアルバム。ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンについては、しばらく前から気になっていた。彼の録音には古典的なものと、主にテクノ系のアーティストと組んだリミックスものとがあって、最初にどっちを聴くべきか迷っていたのだが、どっちかいうとリミックスものの方が入りやすいかなあ、と思って、丁度手頃な値段で落ちていたこの盤を購入。リミクサーはアジアン・ダブ・ファウンデーション、ファンダメンタル、ステイト・オブ・ベンガルなどが担当。1050円。

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今日の消化盤(5/29)

Various Artists『Blues For Dootsie The Blue & Dootone Sides』(Ace Records CDCHD 1115)

★★★★
西海岸で活躍したプロデューサー、ドゥーツィー・ウィリアムズの主宰した、BlueおよびDootoneレーベルの音源からの編集盤。1949〜1958年に録音された30曲を収録。
メンツは、かなりマイナーな人が多く、知っているのはドゥーツィー・ウィリアムズ自身のバンドにヴォーカルとして参加しているビッグ・ジョー・ターナーと、ピート・ジョンスンくらい。
しかし聴いてみるとこれが実に素晴らしい内容だった。まず最初に収録されているジョニー・テイラー&ヒズ・メロウ5。あの有名なソウル・シンガーのジョニー・テイラーとは別人であるが、こっちのジョニー・テイラーの方もなかなかのもの。渋いヴォーカルを聴かせてくれます。サキソフォンをフューチャーしたジャンプサウンドもグッド。
続くボビー・ナン&ヒズ・ホット・ファイヴも味わい深いヴォーカルで印象深い。それ以外にもちょっとあだっぽい歌を聴かせるヴァイオレット・ホール、ギラギラしたギターの音色がかっこいいストーミー・ハーマンなどみんなレベルが高いです。全体的には、いかにも西海岸といった感じの、都会的で洗練されたジャンプ曲が多く、その手の音が大好物な自分にとっては最高な一枚でした。しかし殆ど無名に近い人ばかりの、こういったマイナー・レーベルにこれだけレベルの高いものが埋もれているというのは驚きである。

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それがどうした今日も買う(5/29)

★amazonのマケプレにて
Pink Floyd『Live At Pompeii The Director's Cut』(Hip-O Records B000131509)
新品。ピンク・フロイドの伝説的なライヴDVD。ライヴといっても実際には無人の、ポンペイ遺跡にて収録されたもの。このDVDには、オリジナルのフィルムの他に、拡張版のディレクターズ・カットも収録されている。その他にも、この映画に関するドキュメンタリー、ポンペイの地図&歴史、歌詞、フォト・ギャラリー、アルバム・グラフィックといったコンテンツを収録。
英語、ポルトガル語、中国語、日本語、韓国語などの字幕付き。リージョンフリー。1813円。

★ブックオフ○○店(地元ゆえ名は秘す)にて
キャロル・キング『つづれおり(レガシー・エディション)』(Sony Music Japan EICP 988~9)
中古。1971年発表の名盤、『つづれおり』(原題"Tapestry")に1973年のライヴ音源を加えた2枚組のレガシー・エディション。1800円。

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今日の消化盤(5/28)

Sylvester Cotton/Andrew Dunham『Blues Sensation - Detroit Downhome Recordings 1948-49』(Ace Records CDCHD 869)

★★★☆
デトロイトの戦後ダウンホーム・ブルースマン、シルヴェスター・コットンとアンドリュー・ダナムの編集盤。共演作ではなく、シルヴェスター・コットンの曲19曲とアンドリュー・ダナムの曲6曲のカップリング。1948〜1950年にSensation/Modernレーベルに録音されたもの。全25曲中、8曲が未発表曲。
まずシルヴェスター・コットンの方であるが、非常にダウンホームなスタイル。一応、戦後録音ではあるが、音の系統的には戦前ブルースの流れにそのまま繋がるものと思ってよい。音質が良くない(Ace盤にしては珍しく)こともあって、知らないで聴いたら戦前ブルースと思ってしまいそうだ。オーソドックスなスタイルで、安心して聴けるが、その反面やや物足りないところもある。
一方アンドリュー・ダナムの方は、やはりダウンホームではあるが、かなり癖のある音で、ちょっと他に似た人が思い当たらない独特のスタイルである。個人的にはこっちの方が好み。6曲しか収録されていないのが残念。

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今日の消化盤(5/27)

Barbara Dane & Lightning Hopkins『Sometimes I Believe She Loves Me』(Arhoolie CD 451)

★★★☆
米女性フォーク・シンガー、バーバラ・デインとライトニン・ホプキンスの共演盤。1964年6月18日、カリフォルニア、バークレーでのライヴ録音(最後の1曲のみ1961年11月26日録音)。
基本的には、バーバラ・デインがメインで、ライトニンはサポート的な感じ。CD前半はデュエットしてる曲も多いのだが、後半はバーバラのソロが主で、ライトニンはギタリストに徹している。
とは言え、デュエット曲での二人の息の合いかたはなかなかのもの。バーバラの歌も、フォークというよりはブルース色が濃いもので、ライトニンのギターに乗せても違和感はない。

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それがどうした今日も買う(5/23)

★タワレコマルビル店にて
鬼束ちひろ『X/ラストメロディー』(Universal Sigma UMCK-5238)
新品。鬼束ちひろの最新シングル。両A面仕様。なぜか5月いっぱいの期間限定生産盤。1000円。

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今日の消化盤(5/21)

The Ladybug Transisters『Beverley Atonale』(Merge Records meg 121 cd)

★★★☆
米インディーバンド、ザ・レディバグ・トランジスターの1997年発表のアルバム。ジ・エセックス・グリーンと共通のメンバーがいるバンドで、その縁で買ったのだが、ジ・エセックス・グリーンに比べると、とんがったというか、ざらざらした手触りのする音。よりオルタナティヴ寄りというところか。個人的にはジ・エセックス・グリーンの牧歌的な素朴な音の方が好きだが、でもこれはこれで悪くない。

Various Artists『Eddie Bo's Funky Funky New Orleans』(Funky Delicacies DEL CD 0021)

★★★
ニュー・オーリンズのファンキー・ブルースマン、エディ・ボーがプロデューサーとして関わった音源を集めた編集盤。1968〜1971年にFireball/Gold Cup/Bo Sound/Scramレーベルに録音された13曲を収録。メンツはエディ・ボー自身の他、チャック・カーボ、エクスプロージョンズ、ヴァイブレッツ、ザ・スクラム・バンドといった面々。
音の方は、予想よりもはるかにファンキーで、これはもうブルースやリズム&ブルースというよりはソウルやファンクの世界。個人的にはちょっとここまでファンクだとキツいかなあという感じ。プロデューサーが全曲エディ・ボーなので、かなり統一された感じがある。ファンク好きの人にはお薦め。

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