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2010.02.21

iTunesの登録情報をExcelのデータにしてiPhone上で閲覧する for Mac OSX

手持ちのCDが数千枚ともなると、もはや何を所有していたかというのを把握するのが不可能になります。いままではとりあえずiTunesに取込済みのものだけは、iPod上で確認できるので、それを活用していましたが、iTunesに取込んだデータが莫大な量になり、全てをiPod上に置いておけなくなりました。
そこで、代替手段として、iTunesのライブラリ情報をExcelのデータに変換して、それをiPhone上で閲覧できないか?ということにチャレンジしました。以下はその記録です。


  1. iTunesのライブラリ情報をテキストファイルとして出力する
    まず第1ステップは、iTunesのライブラリ情報をテキストファイルとして出力することです。iTunesのファイルメニューの中に、「ライブラリ情報を書き出す」というのがあって、これで一応テキストファイルは出来るのですが、形式がXML形式なので、Excelに変換するのは難しそうです。
    そこで、同じくファイルメニューの中にある、「プレイリストを書き出す」という機能を使います。そのためには、まず元となるプレイリストを作成する必要があります。もし、iTunesのライブラリ上の全てのデータを書き出してよいなら、任意の名前でスマートプレイリストを作成し、抽出条件なし、データ件数無制限にすればOKです。自分の場合は、ジャンルがClassicalの情報は不要なので、抽出条件で「ジャンルがClassicalでないもの」と指定しました。
    プレイリストを作成したら、そのプレイリストを選択した状態で、ファイルメニューから「プレイリストを書き出す」を選びます。出力するファイルのタイプなどを指定する画面が出てきますので、適当なファイル名、保存場所を指定し、ファイルタイプを「標準テキスト」にして実行します。
    20100221_001

    これで、ライブラリの情報がタブ区切りデータとして、出力されました。

  2. 出力したテキストファイルを、Excelのファイルに変換する
    1.で出力したタブ区切りデータをExcelに取込むわけですが、うちのMacにはExcelが入っていないので、以下のステップはMicrosoft Officeに互換性のあるオープンソフト、Open Office Orgを使用して行いました。基本的には、Excelを使う場合と手順は同じだと思いますが、ひょっとすると異なっている場合があるかも知れないことをお断りしておきます。
    Open Office Orgを起動し、ファイルメニューから「開く」を選択します。ファイルの場所等を尋ねるダイアログボックスが出てきますので、1.で保存したファイルを指定し、ファイル種別を「表計算ドキュメント」にして実行します。
    20100221_002

    入力ファイルが「タブ区切りデータ」であることを確認する画面が出てくるので、そのまま実行します。
    20100221_003

    タブ区切りデータが表計算データに変換され、表示されます。
    20100221_004

    この時点で、表の横軸にはiTunesのライブラリ情報の全ての項目が表示されています。そのままでも構わないのですが、データサイズが大きくなってしまうので、要らない列は削除しておきましょう。なるべくデータサイズを小さくしておく方が、iPhone上に持っていった時の動作が速くなります。

  3. .Excelデータの簡略版を作成する
    これで一応Excelデータは出来た訳ですが、このデータは曲単位(1曲1行)になっています。曲単位の情報を見たい場合もありますが、普通はアーティスト名とアルバム名が判れば十分です。ということで、曲単位のExcelデータから、アルバム単位のExcelデータを作成します。
    例えばあるアルバムに10曲入っているとすれば、重複したデータ9件を削除して、1件だけ残せばいい訳です。しかし、これが結構やっかいでした。以下に手順を示します。

    1. 曲単位のExcelデータを適当な別名で保存し、アルバム単位のExcelデータを作ります。
    2. 曲名の列は不要なので削除します。
    3. アーティスト名+アルバム名が重複しているデータを検出するために、この2つの列を結合します。やり方は、アーティスト名の列がA、アルバム名の列がBだった時、空いている列Cに「=A1&B1」の関数を指定し、これを末尾の行まで複写します。これで列Cにアーティスト名+アルバム名を結合した列が出来ます。
      20100221_005

    4. 空いている列Dに「=COUNTIF(C1:C25000;C1)」の関数を指定します(C25000はデータの入っている最終行の値を指定します)、これを末尾の行まで複写します。
      これで列Dには1から始まる数列が降順で表示されます(重複している行が10行だった時、10〜1までの数値)。
      20100221_006

      オートフィルタの指定で、数値が1でない行のみをセレクトするようにします。
      20100221_007

    5. この結果表示される行は、全て重複行なので、全選択して削除します。
      20100221_008

      これで重複していない行のみが残りますので、これがアルバム単位のExcelデータということになります。
      20100221_009

  4. ExcelファイルのiPhoneへの取り込み いよいよ出来上がったExcelファイルをiPhoneへ取込むわけですが、アドレスブック、カレンダー、カメラロール、メモに関してはMacとiPhoneを同期すれば自動的に取込まれますが、Excelファイルに関しては同期はされません。 そこで別の手段で取込むことになりますが、その手段はiPhone側のアプリによって様々です。まず、iPhone側でExcelを閲覧するアプリをどれにするか、という問題が出てきます。 私が試してみたアプリは以下の2種類です(いずれも有償です)。
    1. GoodReader (large PDF viewer) - read big PDF files with reflowGood Reader 本来は表計算ソフトではなく、PDFファイルのリーダーですが、Excel形式のデータにも対応しています(閲覧のみ)。Mac-iPhoneのやり取りは、Wi-Fiを使って行います。実はうちはまだ有線LAN環境で、無線LANには対応してないのですが、使っているiMacが無線LANに対応しているので、インターネット共有をONにすれば、「なんちゃってWi-Fi環境」が出来上がります。 20100221_010

      そんな「なんちゃってWi-Fi環境」でもちゃんとExcelファイルのやりとりは出来ました。
      Good Reader側で、Wi-FIがオンになっていると、このIPアドレスに接続して下さいという表示が出ます。
      20100221_011

      Mac側で、Finderの移動メニューからサーバへ接続を選択するとIPアドレスを入れる画面が出てきます。
      20100221_012

      先に表示されたIPアドレスを入れるとiPhoneに接続できます。
      20100221_013

      あとはドラッグ&ドロップで作成したEXCELファイルをiPhoneにコピーします。
      で、結果ですが、Excelファイルは表示はされるものの、文字が細かい!拡大しないと読めません。
      20100221_014

      またページのスクロールもかなり反応が遅くてちょっと使い物にならないレベルでした。しょせんはPDFリーダーのおまけ機能だからなあ…。買って損したorz。

    2. Sheet?Sheet2
      次に試してみたのが、これはちゃんとした表計算ソフトです。Mac-iPhoneのやりとりはGood Readerと同じWi-Fiを使ったWEB共有の他、Google Document経由、iDisk経由でのやり取りも可能です。
      で肝心のExcelデータの閲覧ですが、なんとか読めるレベルです。
      20100221_015

      さすがにさくさくとはいきませんが(そもそもファイルが2万行、1.7MBもある)。
      セルの検索もできるので、お目当ての行までひたすらスクロールをしなくても良さそうです。
      20100221_016

ということで一応求める環境は出来ました。定期的にiTunesのライブラリ情報をExcelに落とさないといけないのが面倒ですが。

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