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2015.10.31

◆音楽四方山話◆ 第8回 宇宙時代(スペース・エイジ)の音楽 Part 1

またまた1ヶ月間が空いてしまいました。さて今回は、宇宙時代(スペース・エイジ)の音楽、という大層なタイトルですが、中身の方はヘボヘボです。さてどうなりますことやら…。
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「宇宙時代(スペース・エイジ)の音楽」というタイトルだが、そんな大げさな話ではない。中古盤屋でたまたま入手したCD、英ACEレーベル(アメリカにもACEというレーベルがあったので、区別のため頭に「英」をつけるのが一般的)の『Greatest Hits From Outer Space』というオムニバス盤がちょっと面白かったので、それについて書こうと思っただけなのだ。

Space_cd_img01_3Space_cd_img02_3

しかし、考えているうちにだんだん構想が膨らんできて、変に音ネタから外れそうになったので、適当なところで書くことにした。
それにしても、「宇宙時代」とは具体的にどの時代を指すのか?くらいは定義しておきたいところであるが、それをやりだすと、それだけで1記事できてしまいそうなので、独断と偏見で、「宇宙というものが絵空事でなく、現実のものになった時代」としておく。
  1. ”プレ”宇宙時代
    「宇宙」というものに対する、天文学者などではない一般庶民の認識はかなり前からあった。例えば、1920年代のアメリカでは、パルプ・マガジンと呼ばれる三流雑誌が粗製濫造されており、その中には、SF小説も多く掲載されていた。いわゆる「スペース・オペラ黄金期である。そこには、宇宙を疾駆する銀色のロケットシップ、なぜかビキニ同様の露出度の高い宇宙服を着たヒロイン、それに襲いかかるベム(Bug Eyed Monsterの略)、などのイラストが掲載され、ビジュアル面で、「宇宙」というものの認識を庶民に流布していたのである。とは言っても、それはあくまで小説という、「絵空事」に過ぎなかった。

  2. 「宇宙」からの恐怖
    1938年、それまで「絵空事」だった「宇宙」が、現実の恐怖(をもたらすもの)となる出来事が起こる。H.G.ウェルズ原作の『宇宙戦争』がオーソン・ウェルズの制作によって放送されたのだが、そこでは普通のラジオドラマではなく、あたかも本当の臨時ニュースが番組中に流れるような形を取った。それを聴いた聴衆の一部が、本当に火星人が襲来してきたものと思い込み、パニックに陥ったのだ。このあたりの経緯はこのサイトの記事に詳しく載っている。

  3. スプートニク・ショック!
    1957年、世界に、特にアメリカに衝撃が走った。ソ連が人類初の人工衛星、スプートニクの打ち上げに成功したのだ。それまでアメリカの技術力は世界一、と認識してきたアメリカにとって、これは恐るべき事実であった。人類が、自ら作ったものを宇宙に放ったのである。これをもって、宇宙時代の嚆矢としても妥当だと思われる。

  4. 宇宙時代の到来
    スプートニクの打ち上げ以降も、宇宙時代に関連する出来事が起こるが、いちいち1項目にするのも面倒臭いので、箇条書きにして羅列してみる。
    • 1959年公開の東宝特撮映画『宇宙大戦争』には、登場人物による、「今や、我々人類は、はっきりと、宇宙時代に突入したことを、認めざるを得ません」という台詞がある(ちなみに劇中の設定年は1965年)。

    • 1961年、ソ連が、世界初の有人宇宙飛行を成功させる。宇宙飛行士、ユーリ・ガガーリンの「地球は青かった」という言葉はあまりにも有名(実際には、微妙に意味の違う言葉だったらしいが)。

    • 1962年、ソ連に遅れること1年、アメリカも有人宇宙飛行を成功させる。宇宙飛行士はジョン・グレン。

    • アメリカで1966年に放映が開始されたTVドラマ(日本での放映は1969年)『宇宙大作戦/Star Trek』のオープニングナレーションは、「宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。」という言葉で始まる(日本語版では若山弦蔵氏が担当)。

    • 1968年、スタンリー・キューブリック監督による映画、『2001年宇宙の旅』が公開される。

    • 1969年、アメリカが世界初の月面着陸を成功。初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長による、「これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」という言葉はあまりにも有名。

    という感じで、羅列してきたが、これを見る限り、1950年代末から1960年代末あたりが、宇宙時代と言っても良いように思える。

思ったより、長くなってしまった。肝心の音楽の話に入れなかったが、それはまた次回ということで。
                                                  つづく

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