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2016.02.11

◆音楽四方山話◆ 第14回 宇宙時代(スペース・エイジ)の音楽 Part 5

今回は月イチ更新から月2を目指しました。今回で無事終了。するかな?
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  1. Mr Spaceman/The Byrds
    「ミスター・スペースマン」は、1966年発表のシングルで、アルバム『5D(Fifth Dimention)』に収録されている。この時期のバーズは、サイケ・ロック全開なのだが、この曲に関してはあまりサイケではなく、素朴なフォーク・ロックという感じ。「宇宙時代の音楽」というテーマに沿えば、「霧の8マイル」や「5D」の方が(楽調的には)ふさわしいような気がする。

  2. Visa To The Stars/Jean Jacques Perrey & Gershon Kingsley
    電子音楽と言えばこの2人は外せない、ジャン=ジャック・ペリーとガーション・キングスレーのコンビによる曲。そんな人、知らないよ?という人も案外耳にしているだろう曲、あのディズニーランドのエレクトリカル・パレードのテーマ曲の元曲「Baroque Hoedown」を手がけたのが、ペリー&キングスレーである。
    この曲は、1966年に発表された、『The In Sound From Way Out』というアルバムの最後に収録されているが、このアルバムが、ほぼ全曲、宇宙をテーマにした曲で構成されている。収録曲をあげてみると、
    01.Unidentified Flying Object
    02.The Little Man From Erath
    03.Cosmic Ballad
    04.Swan's Splashdown
    05.Countdown At 6
    06.Barnyard In Orbit
    07.Spooks In Space
    08 Girl From Venus
    09 Electoronic Can-Can
    10.Jungle Blues Fron Jupiter
    11.Computer In Love
    12.Visa to The Stars
    てな感じ。
    この曲だけ、単曲でのYoutube動画が見つからなかった。アルバムまるごと分のがあったので、そちらを貼っておく(29分29秒ありますが)。

  3. Space Oddity/David Bowie
    「スペース・オディティ」は、先日惜しくも急逝したデヴィッド・ボウイの初のヒット曲だが、ひねくれ英Aceはここでも、有名なバージョンを収録せず、それ以前にDeramに録音したバージョンを収録している。これは1980年になって初めて発表されたもの。

    参考として、「有名な」ほうの「スペース・オディティ」の動画も貼っておく。

  4. Everybody gets To Go To The Moon/Telma Houston
    ソウル・シンガー、テルマ・ヒューストンのデビュー・アルバム、『Sunshower』からのシングル・カット。フィフス・ディメンション等を手掛けた、ジミー・ウェッブ作で、アポロ11号の月面初着陸成功を狙ってリリースされたようだが、残念ながら成功しなかった模様。

  5. Footprints On The Moon/Johnny Harris & His Orchestra
    ジョニー・ハリスは主にポピュラー・ミュージック方面のアレンジャーや、TV番組の劇伴音楽家として活躍した人物だが、これは彼の自己名義によるデビュー作。1stアルバム『Movements』にも収録されている。スペイシーな空間感覚がここちよい、インスト曲。この曲のタイトルはジョニーが地下鉄に乗っていたとき、たまたま隣に座っていた男性が読んでいた新聞の見出しからヒントを得たとのこと。

  6. Space Flight/I Roy with Lee Perry
    今まで、ポップ、ロック、ジャズ、ブルース、ソウルといろんなジャンルの音楽が取り上げられてきたが、ついにレゲエの登場。リー・”スクラッチ”・ペリー作の曲をアイ・ロイが歌ったものだ。

  7. Armstrong/John Stewart
    さて、アルバムの最後を締めるのは、ジョン・スチュワートの小ヒット曲。彼はもともとソングライターとして活躍し、その後シンガーソングライターに転身したが、1979年に「Gold」という曲がヒットしたくらいで、いわゆる「一発屋」扱いをされることが多いようである。
    最後の最後にこんな地味な曲を持ってくる辺りが、さすが(色んな意味で)英Aceだなあと感じてしまう。曲自体は、素朴な感じのするフォークソングで、これはこれでアルバムを締めくくるのにはふさわしいと言えるかもしれない。

ということで、Part 2〜Part 5まで、4回を通して、収録曲24曲について解説してみた。改めて振り返ってみると、ポップスあり、ロックあり、ジャズあり、ブルースあり、ソウルあり、レゲエあり、更には世界的ヒットになった曲あり、ほぼ無名に近い曲ありと、実に多種多彩、玉石混淆な1枚だと思う。しかし、そういったいわばジグソーパズルのピースの1つ1つのような曲をまとめて聴くことで、「宇宙時代(スペースエイジ)」というものを理解する一つの切り口になっているような気がしないでもない。

このCDには国内盤もあるようだ。邦題は「宇宙時代のヒッパレー」。…もうすこし凝って欲しかったような気がする。


                                    了

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