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May 2018

2018.05.10

●ブルースとサイケのとある出会い〜Part 3●

今回は、Part 1とPart 2を書いている間に芽生えた疑問2点の解明を目指します!



◆謎の「Black Ghost (Blues)」について
この3枚組CDのDisc 1(本編、以降同様)には、「Black Ghost Blues」というボーナストラックが収録されていますが、これは一体どこからやってきたのでしょうか?というのが、「謎」というか疑問です。

Disc 2およびDisc 3のセッション集には、本編未収録の未発表曲も含まれていますが、その中に「Black Ghost Blues」はありません。従って、セッション#1で録音されたものではないことが判ります。

CDブックレットのセッション#2について書かれた情報の中に、次のような一文があります。

Untitled "Name It Later", Presumably Black Ghost Blues
直訳すると、「おそらく「Black Ghost Blues」と思われる名前のない”後で名付けられた”(曲)」(括弧内は筆者の補注)とでもなるのでしょうか。
この記述が正しければ、「Black Ghost Blues」は、セッション#2の時に録音されたものとなります。しかし、Part 2でも書いたように、セッション#2の音源は失われて存在しないはず。となると、この3枚組CDの発表された2014年の世界に、どこ経由で現れたのでしょうか?

その手がかりは、おなじくCDブックレットの本編収録内容について書かれた文の中にありました。

「Track 11(Black Ghost Bluesのこと): erroneous track from Epitaph For A Legend, IALP#13 1/2 master」(括弧内は筆者の補注)
またまた直訳すると、「トラック11:『Epitaph For A Legend』(IALP13番1/2マスターテープ)からの誤ったトラック」とでもなるのでしょうか?「誤った」の意味が何なのか、今ひとつ良く判らないのですが、とりあえず「Epitaph For A Legend」でググってみると、例によって、Discogsのこのページが引っかかりました。
見てみると、1980年にInternational Artistsレーベルから出された、レアトラック集のコンピ盤2枚組LPのようですが、その収録曲中にライトニンの「Conversation With Lightnin' Hopkins」と「Black Ghost」という2曲があります。どうやらここが出元のようです。
ちなみにこの2枚組LPは、『Never Eever Land』注1のブックレットに付いているアルバムディスコグラフィにも13番目の(そして最後の)アルバム、として掲載されています。

ということは、ここからは仮説になりますが、この『Epitaph For A Legend』がリリースされた1980年時点では、まだセッション#2のマスターテープが存在していて、そのマスターテープから収録されたのではないか?と思われます。仮説というか、そう考えないと理屈が合いません。

この『Epitaph For A Legend』、筆者は所有していないので、厳密には3枚組CD版の「Black Ghost Blues」と、『Epitaph For A Legend』版の「Black Ghost」が同一のものかは断定できないのですが、「Black Ghost」が収録されている盤は、もう2種類あります。その1つはPart 1でも出てきた、『Never Ever Land』注1というInternational Artistsレーベル音源の3枚組コンピ盤の3枚目に収録されています。もう1つは2003年にFuel2000という廉価盤再発レーベルから出された『Free Form Pattern』のボーナス・トラックです。
この「Fuel2000」版、筆者はかつて所有していたのですが、手放してしまいました。しかし、音そのものは、iTunesに取り込んで残っていました。また2003年に出された、という事実は、「流々浪々日記」の2003年10月26日の項に書いています。。その結果、3枚組CD版、『Never Ever Land』版、Fuel2000版の3つは基本的に同じものと確認できました。「基本的に」というのは、音質にかなりの差があるためです。3枚組CD版と『Never Ever Land』版については、多少『Never Ever Land』版が音悪いかな?という程度ですが、Fuel2000版は、テープが延びてでもいるのか、開始早々ぐおおぉんという感じでピッチが遅くなり、その後もややピッチが遅めなままです。明らかに別のテープを使ったものだと思っていいでしょう。じゃあ、その別のテープはどこから来たのか?という新たな疑問も出てきますが、これ以上のことはなんとも判りません。

ちなみに、『Epitaph For A Legend』およびFuel200版に収録されているもう1曲(ていうか会話ですが)、「Conversation With Lightnin' Hopkins」については、3枚組CDのDisc 3に収録されている「Conversation #1: Trouble In Crockett TX」と同内容でした。音質は逆にFuel2000版のほうがややノイズが少ないか?と言った程度の差はありますが。こちらはセッション#1中に含まれているので、1980年以降でも問題なく収録できたはずです。

ということで、「Black Ghost (Blues)」がどこから来たのか?という謎は解明されました(ということにしておきます)。

◆Fuel2000版「Mini Skirt」について
最初に、この記事を書こうと思ったきっかけは、オリジナル版の最終曲である、「「Mini Skirt」が大盛り上がりで、ベースかドラムかどちらかが叫びまくり、ライトニンもそれに答えて例の「デッヘッへ笑い」を聴かせる、というのが頭の中に残っていて、それが正に「ブルース」と「サイケ」が混然となった瞬間ではないか?と思ったからです。

ところが、3枚組CDを入手して、初めて聴いた時、「あれ?」と思いました。「Mini Skirt」は確かに盛り上がってはいましたが、誰かが叫んでいるというようなことはなく、ライトニンの「デッヘッへ笑い」も聴かれなかったからです。
最初は筆者の勘違いと言うか、思い込みだったのかと思いましたが、試しにiTunes上に残っていたFuel2000版の「Mini Skirt」を聴いてみると、やっぱり叫びまくりと「デッヘッへ笑い」が聴けるではありませんか!
3枚組CD版と、Fiuel2000版は、別のバージョンだったのです。

今回の3枚組CDのDisc 2に収録されている「Mini Skirt」が。その別バージョンか?と最初は思ったのですが、聴いてみた結果、Disc 1に収録されたものと同一でした。
Pert 2でも書いた通り、Disc 2およびDisc 3はセッションを完全収録したものではないので、3枚組CDに収録されなかった別バージョンがあった、という可能性はあります。

こうなると、「Mini Skirt」だけでなく、他の曲も別バージョンという可能性もありえます。そこで改めて両者を聴き比べてみた結果はこうなりました。

  1. Mr. Charlie 7:06:6:57 注2
    この曲については、同じものです。演奏時間に差があるのは、3CD版のほうは、演奏終了後の無音部分がやや長いためです。
    ただし、以降の曲全てですが、3CD版のほうが、オリジナルマスターテープからリマスタリングされているせいで、かなり音質が向上しています。

  2. Give Me Time To Think 3:51:3:44
    この曲についても、同じものです。ただし、Fuel2000版のほうは、エンディングのフェイド・アウトがかなり早くて、3CD版にはあった最後のギターの一鳴りが欠けています。収録時間の差もこのためです。

  3. Fox Chase 3:29:2:47
    この曲については、基本的には同じものですが、Fuel2000版の方には、出だしにビリーの台詞が5秒ほどあるのに対し、3CD版は台詞がばっさりカットされています。しかし、演奏終わりの部分は、逆にFuel2000版が早めに演奏途中でフェイド・アウトするのに対して、3CD版は無音部分3秒位まで収録しています。3CD版の方が演奏時間が長いのはこのためです。
    ちなみに3CD版のDisc 2に収録されている「Song #6: Fox Chase」には、本編にはない台詞部分も収録されており、結果的に一番演奏時間が長く(3:32)なっています。

  4. Mr. Dittas' Grocery Store 5:36:5:26
    この曲についても、基本的には同じものですが、Fuel2000版の方には、出だしにライトニンの台詞1秒位があるのに対し、3CD版のほうはこれもカットされています。しかし演奏終了部分が、これまたFuel2000版の方は早めに終わるのに対し、3CD版は無論部分まで収録されています。演奏時間の違いはこれによるものです。

  5. Open Up Your Door 3:58:3:53
    この曲については、同じものです。演奏時間もほぼ同じです。

  6. Baby Child 3:37:3:30
    この曲については、同じものです。演奏時間もほぼ同じです。

  7. Cookings Done 3:50:3:45
    この曲については、同じものです。演奏時間もほぼ同じです。

  8. Got Her Letter This Morning 5:00:4:54
    この曲については、同じものです。演奏時間もほぼ同じです。

  9. Rain Falling 5:04:4:31
    この曲については、基本的に同じものですが、最後の部分が、Fuel2000版は早めにフェイド・アウトで終わり、3CD版は演奏終了後の無音部分が数秒あります。演奏時間がかなり違うのは、そのためです。

  10. Mini Skirt 3:04:3:10
    さて、いよいよ本命のこの曲ですが、改めて両方を聴き比べて驚きました。これは別バージョンではなく、別の曲です!
    そもそも3CD版が、「Mo Jo Hand」をベースにした曲調なのに対し、Fuel2000版は「Baby, Please Don't Go」をベースにしています。逆に共通しているところを探すのが困難なくらいです。
    こうなると、どちらが本当の「 Mini Skirt」なんだ?という気もしてきますが、これは3CD版の中で、ライトニンが「Mini Skirt!」と叫ぶ箇所があるので、やはり3CD版が本物でしょう。Fuel2000版のほうは、故意か事故かは判りませんが、別の曲が混ざっている、というのが真相だと思います。まあ、厳密にはオリジナル・アナログ盤を確認してみないと判りませんが。
    実はこの記事で度々話題にしている、『Never Ever Land』注1にも、この「Mini Skirt」が収録されていますが、それも聴き比べた結果、Fuel2000版と同じでした。
    しかし、Fuel2000版の、似非「Mini Skirt」はどこから来たのでしょうか?世に出たのは、確認できたものではFuel2000版が2003年と一番早く、『Never Ever Land』版が2008年と後なのですが、前項で書いた通り、Fuel2000版は音質が悪い、というよりも明らかにピッチが狂っている箇所があり、『Never Ever Land』版がFuel2000版を元にしている、とは考えにくい状況です。それに関連して言えば、なぜ『Never Ever Land』はシングルでもない「Mini Skirt」を収録したのか?という問題も出てきますが...。

  11. Black Ghost Blues (Bonus Track) 3:31:3:47
    この曲については、前項ですでに取り上げており、同じものでした。ただ、演奏時間が、Fuel2000版のほうがかなり長いのは、全体的にピッチが遅いからだと思われます。

◆総括
ということで、幾つかの謎を残したまま、一段落しました。最初の構想では、もっとブルースとサイケの融合、というような面を書きたかったのですが、結果的には『Free form Patterns』の解説に終始してしまいました。
まあ、海千山千のライトニンVSヒヨッコのサイケバンドリズム隊では、もとより融合し合うはずがなかったのですが。せめてロッキー・エリクソンと共演していればあるいは...。

とタラレバの話をしてもしかたないので、今回の記事はこのへんで終わります。

                               了

注1.International Artistsから2008年にリリースされた『Never Ever Land 83 Texsan Nuggets From International Artists Records ~ 1965-1970 ~』(Charly SNAJ 735 CD)
注2.左右両方の時間表記は「3枚組CD:Fuel2000版」以降同様

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2018.05.09

●ブルースとサイケのとある出会い〜Part 2●

今回は前回取り上げられなかった、Disc 2およびDisc 3についての話題を中心に取り上げます。



と言っておきながら、いきなり違う話題ですが、Part 1で取り上げた「Mr. Charlie」のシングル版の話の訂正です。前回、わざわざ他のサイトを参考にしてまで、シングル盤「Mr. Charlie」のレーベルに印刷されている、「3:35」という数字が収録時間ではないか?という仮説を立てた訳ですが、灯台下暗し、とはこのことで、CDのブックレットにA面「Mr. Charlie」と、B面「Baby Child」のレーベルが印刷されてまして、それに全然気が付きませんでしたorz。
それを見ると、B面「Baby Child」のレーベルの同位置にもやはり「3:35」という数字が印刷されています。たまたま、同じ演奏時間になってしまった、というのもあり得ない話ではない(「Baby Child」の演奏時間は「3分37秒」注1なのでかなり近い値)のですが、やはりこの文字列は演奏時間ではない、と考えるのが適切でしょう。従って、「Mr. Charlie」のシングル版の話にまつわる著者の仮説は、取り下げます。

で、肝心のDisc 2およびDisc 3の話に戻りますが、前置きとして、CDのブックレットに依れば、このアルバムの収録にあたっては、2回のセッションが行われたようです。

1回目のセッションは、1968年1月3日午後8時〜1月4日午前1時までの5時間にわたって行われました。このセッション#1については、マスターテープが残っており、今回のこのCD本編(Daic 1のこと。以降同様)についても、マスターテープからリマスタリングして収録されています(「Open Up Your Door」と「Baby Child」と「Black Ghost Blues」の3曲を除く)。

2回めのセッションは、1968年2月9日に行われました(時間は不明)。が、このセッション#2については、その後マスターテープが失われたとのことです。従って、セッション#2で演奏された2曲(「Open Up Your Door」と「Baby Child」)については、オリジナルアナログ盤よりリマスターされて収録されています。

ボーナストラックの「Black Ghost Blues」については、色々と複雑なため、後でまた取り上げることにします。

このCDのDisc 2およびDisc 3には、そのセッション#1の模様が、実際の曲(未発表曲も含む)と、曲間のチャット/会話の模様を含めて、収録されています。収録時間は、Disc 2が45分19秒、Disc 3が79分23秒、合わせて124分42秒、約2時間ですから、5時間にも及んだというセッションの模様を完全に収録したわけではないようです。

次に、Disc 2およびDisc 3の収録内容を簡単に解説してみます。が、正直会話部分については、殆ど聞き取れません。これは何より著者自身のヒアリング能力のなさに起因する(^^;のですが、もう1つの要素として、ライトニンの発言以外はオフマイクになっているため、殆ど聴こえないという点もあります。

Ligtnin' Hopkins『Free Form Patterns』(Charly J 750)
Disc 2

  1. Chat #1: "I'd Like To Get In Tune With The Boys" 0:30
    セッション開始時のチャットでしょうか?タイトル通りなら、「若いもんとは上手くやりたいよ」というようなことを喋っているのでしょう(^^;

  2. Song #1: Give Me Time To Think 3:51
    本編収録のものと同じテイクです。CDのブックレットには、
    「All 1st Take Recordings except where noted:」
    とありますので、基本的に1テイクしか録音していないのかも知れません。以降同様です。

  3. Chat #2: Harmonica Players 0:57
    タイトルからして、ビリーに何か指示しているのでしょうか?その後、曲の出だしを2,3度試みています。

  4. Song #2: Mini Skirt 3:03
    これも本編と同じテイクです。が、アルバム中一番盛り上がっているこの曲が、セッションのこんな早い段階で録音されていたとは思いませんでした。

  5. Chat #3: Lelan, "Is Billy A Hippy?" 0:55
    いきなり「ビリー」と呼びかけているので、ビリーに対する指示かと思いきや2,3人で会話してるようです。「25年間」という単語が幾度も出てきますが、何のことなのかはっきり判りません。

  6. Song #3: Got Her Letter This Morning 4:57
    これも本編と同じテイクです。

  7. Chat #4: Drinking Chat #1, "No No, I Don't Fool With Nothin' But What I Fool With" 
    2:49
    「酔っぱらいチャットその1」です。ライトニンはろれつがやや怪しげな感じがします。シリアスな会話ではなかったようで、笑い声もあがっています。タイトルはどういう意味なのか、今ひとつはっきりしません。

  8. Song #4: Mixed Up (unreleased) 3:04
    「混ぜもの」と名付けられた、未発表曲その1です。アップテンポなかっこいい曲ですが、中盤では「聖者が街にやってくる」になったりしてあくまでお遊び的な曲でもあります。なにより、ライトニンが殆ど歌わず、偶に喋るだけというようなことからお蔵入りになったのでしょうか?

  9. Chat #5: Band Direction / Billy 2:36
    最初の方で「Mixed Up」がどうのこうの言ってるのは、直前の曲のタイトルを聴いているのでしょうか?「バンドの方向性」というタイトルがついていますが、これもおふざけ的なチャットらしく、皆で笑っています。

  10. Song #5: (Mr.Dillon's) Grocery Store Blues 5:35
    基本的には、本編と同じですが、こちらでは出だしにライトニンが一言呟いてから曲が始まるのですが、本編ではその呟きがカットされています。また曲タイトルが、本編では「Mr.Dillon's」が「Mr.Ditta's」に変わり、最後の「Blues」が削除されています。後者はともかく、前者はなぜ人名を変えなければならなかったのか?曲中でも2,3箇所、ライトニンが「Mr.Dillon」と歌っているが聞き取れるだけに謎です。

  11. Chat #6: "You Know Mr. Dillon?" 0:50
    タイトルにもなっていますが、ライトニンが「ディロン氏を知ってるかい?」と問いかけています。その後が、聞き取れないので、どういう文脈で出てきたかわからないのですが...。ひょっとすると、「Mr.Dillon's」が「Mr.Ditta's」に変えられたのと関係あるのかも知れません。

  12. Fox Chase False Start / Band Direction 5:09
    ここで初めて、失敗したテイクが収録されています。問題なくスタートしたものの、40秒くらいで演奏が止んでしまい、その後も数回スタートしては止める、という繰り返しです。CDのブックレットにはこの曲のみ「(5 takes)」という注記がされているのですが、この何度かの失敗スタートも、「5 takes」に入っているのか、それともここには収録してないNGテイクがあったのかは不明です。

  13. Song #6: Fox Chase 3:32
    直前のチャットからいきなりこの完成テイクに入ります。こちらはビリー(?)の2言3言の呟きからスタートするのですが、本編ではその呟き部分がカットされています。

  14. Chat #7: Drinking Chat #2, "I'm The Best Person In The World When I'm Drinking" 3:37
    酔っぱらいチャットその2です。が、酔っ払っているのはライトニンというより、それ以外のメンバーという感じもします。最初の方では、ライトニンが黙々とギターを弾いている後ろで、他のメンバーが笑いあっています。お酒のグラスの音(?)も聞こえます。後半はライトニンも会話のなかに参加しますが、どちらかというと、受け身に回っているような感じです。

  15. Song #7: Lord Have Mercy (unreleased) 2:48
    未発表曲その2です。特に演奏に破綻したような箇所はないですが、後半ライトニンがほとんど歌わずに、インスト曲のようになってしまったのが、お蔵入りの原因かも知れません。

  16. Chat #8: Drinking Chat #3,'Don't think it ain't got somethin' in it' 0:54
    酔っぱらいチャットその3です。もはや、酔っているのはライトニンだけでなく、全員が酔っ払ってそうな雰囲気です。

Ligtnin' Hopkins『Free Form Patterns』(Charly J 750)
Disc 3

  1. Song #8: Rain Falling 5:02
    ここからDisc 3に入ります。Disc 2とDisc 3との収録時間が不自然(Disc 2の45分29秒に対し、Disc 3は79分23秒と不釣り合い)なのがなにか意味があるのか?と思いましたが、ここからセッションの模様が変わったようなところはありません。
    この曲も本編と同じです。

  2. Chat #9: Argument Over Songs 4:48
    最初、何事か声を潜めてのチャットが続き、その後ライトニンが「Mojo Hand」風の曲を弾き始め、他のメンバーもそれに乗って、曲が出来るか?と思われたのですが、40秒位で終わってしまいます。その後、ライトニンがちょっと興奮したような強い口調で何かいうのですが、やはり聞き取れません(^^;

  3. Song #9: Cooking's Done 3:47
    本編と同じものです。ここで「Mojo Hand」風のこの曲を弾いたのは、やはり直前は失敗テイクということでしょうか?

  4. Chat #10: "Sweet Lil' Woman, But You Ain't Got On Hair" And Chat 4:55
    ライトニンが「♪かわいいちっちゃな娘、でもお前には髪の毛がないのさ」と歌い出し、本気なのかおふざけなのか判らない感じで1分半ばかり演奏が続きます。その後ライトニンが機嫌良さそうに笑い、良い感じです。それからビリーにハーモニカのフレーズを指示したり、何時になく、バンドマスター的な振る舞いを見せます。

  5. Song #11: Mr. Charlie 7:07
    これについては本編と同内容です。

  6. Song #12: Straw Hat (unreleased) 6:50
    未発表曲その3です。スローなバラードです。特に演奏に破綻したようなところもなく、完成してる感じです。なぜお蔵入りになったかはよく判りません。

  7. Chat #11: "Try Got A 100 Songs" 0:48
    1分弱の短いチャットです。例によって何を喋っているのかよく判りませんが、最後のほうでライトニンが豪放に笑っています。

  8. Song #13: Green Onions (unreleased) 4:38
    未発表曲その4です。珍しく、ブッカー・T&ザ・MGズのデビュー曲をカバーしています。ギターなどは即興的に演奏されているのでやや原曲と異なりますが、印象歴なベースライン(原曲ではキーボードで弾かれている)が同じなんで、カバー曲と見ていいのではないでしょうか?CDの裏ジャケ曲目リストの「ところでは、「(L. Hopkins)」となってますが...。

  9. Chat #12: Vietnam Song Snippet / Oh Oh Lyric 2:46
    ゆるい感じで演奏が始まりますが、40秒位で止まってしまいます。その後はライトニンとメンバーとのチャットが続きますが、最後の方で、新しく曲を始めます。しかし、最後はフェイド・アウトしてしまいます、。

  10. Song/Chat: Poppa Was A Preacher Rehearsal/Chat 3:22
    タイトルは「Song/Chat」となっていますが、実際にはかなりゆるいノリながらも最後まで演奏が続きます。これも最後はフェイド・アウトしてしまうので、その後どうなったかは気になるところです。

  11. Chat #13: "That Had The Feeling" Finishing Session 1:11
    「Finishing Session」とあるので、これがセッションの最後ところらしいですが、皆オフマイクで喋っているので、なにを言ってるのか判りません。最後で、ライトニンがいきなり「Okey!」と声を上げています。そこから次のトラックへそのまま続くようにも聞こえますし、いったん途切れたようでもあり、はっきりしません。

  12. Conversation #1: Trouble In Crockett TX 3:35
    ここからは「Chat」ではなく「Conversation」というタイトルが付いています。チャットとの違いは、セッション中のCharが、ライトニン以外のメンバーの声がオフマイクでよく聴けなかったのが、Conversationでははっきり聴こえる点です。想像ですが、セッション終了後のリラックスした中で、録音されたものではないでしょうか?「 Crockett TX」とはテキサス州クロケット郡のことだと思われます。

  13. Conversation #2: Whiskey On Prescription 2:18
    会話は盛り上がっているようですが、やはり聞き取れず(^^;。

  14. Conversation #3: Musician's Hours: Tommy Hall / Stacy Sutherland 1:28
    タイトルに、Tommy Hall とStacy Sutherlandの、エレベーターズのメンバーの名前があがっていますが、エレベーターズでの活動についてでも喋っているのでしょうか?そのままConversation #4に続きます。

  15. Conversation #4: "Where'd You Pick Up The Name Lightnin' ?" 13:49
    13分49秒という長い「Conversation」ですが、実際には殆どライトニンの一人喋りです。タイトルからすると、「ライトニン」という名前の由来についての話か?とも思えますが、やっぱりなにを言ってるのか判りません(´・ω・`)

  16. Conversation #5: "You Not Gonna Mess With Elmore (Nixon) Anymore?" 0:17
    短い会話です。タイトルからすると、セッション#2から参加するエルモア(・ニクソン)についての話のようですが...。

  17. Conversation #6: Centerville TX 4:07
    ライトニンはテキサス州センターヴィル出身です。

  18. Conversation #7: Politics 8:45
    これも会話内容はよく判りませんが、これが会話の最後だったようです。ラストでは、ライトニンたちの声が遠くなりつつやがて消える、という終わり方をしています。

ちょっと頭のなかが混乱してきたので、セッション―演奏順で整理し直して表を作ってみました。

セッション―演奏順の曲目表注2

セッションNo.演奏順曲名アルバム順
#101Give Me Time To Think02
02Mini Skirt10
03Got Her Letter This Morning08
04Mixed Up (unreleased)-
05(Mr.Dillon's) Grocery Store Blues04
06Fox Chase(take 1〜5)03
07Lord Have Mercy (unreleased)-
08Rain Falling09
09Cooking's Done07
11Mr. Charlie01
12Straw Hat (unreleased)-
13Green Onions (unreleased)-
#201Open Up Your Door05
02Untitled "name It Later" Presumably Black Ghost Blues-
03Baby Child(take1 & 2)06
04She Ain't Nothing But A Devil (presumed lost)-

これでDisc 1〜Disc 3までの内容解説を完了しました。(チャットと会話の中身については殆ど触れられませんでしたが(^^;)でもまだ終わりではありません。あと2つ、

◆謎の「Black Ghost (Blues)」について

◆Fuel2000版「Mini Skirt」について

というのが残っています。これについては次回Part 3で書きます。

                                                  続く

注1.時間表記は、iTunes上で表示されるものを記載しています。以降同様。
注2.その他、曲にまでなっていない断片やチャットに毛の生えた的なモノはありますがややこしいので省略します。

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